幻辞.com

重詰め

じゅうづめ
名詞
1
標準
food packed in nest of lacquered boxes
文例 · 用例
それよりか、お前様、腹アすかっしゃったろうと思うで、御本家からまた重詰めにして寄越さしった、そいつをぶら下げながら苦虫が、右のお前様、キャアでけつかる。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
法印さんの処から貰って帰ったお重詰めは、箸をつけないまま煎餅布団の枕元に置いてあった。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
六十九 病室の片隅に、小さい薄縁を敷いてある火鉢の傍で、ここの賄所から来る膳や、毎日毎日家から運んでくる重詰めや、時々は近所の肴屋からお銀が見繕って来たものなどで、二人が小さい患者の目に触れないようにして飯を食う日が、三十幾日と続いた。
徳田秋声 青空文庫
お増は暮の町を珍しがるお今をつれて、ちょいちょいした物を買いに、幾度となく通りの方まで出て行ったり、台所で重詰めなど拵えるのに忙しかったが、初めて一家の主婦として、いろいろのことに気を配っている自分の女房ぶりが、自分にも珍しかった。
徳田秋声 青空文庫
宿直の侍が寒そうな姿であちこちと用に歩きまわったのを哀れに思い出して、大きな重詰めの料理などを幾つも作らせて贈るのであった。
橋姫 源氏物語 青空文庫
女房たちは重詰めの料理のほかに、籠入りの菓子三十が添えて出された。
宿り木 源氏物語 青空文庫
割子弁当に重詰め、客|振舞の酒肴は旅に来ている寛斎の膳にまでついた。
第一部上 夜明け前 青空文庫
御連中が御連中で、御弁当に酒さかななぞは重詰めにして出しましたそうですが、なんでも百韻とかの付合があって、たいへんくたぶれたなんて、そんなことを言っておそく帰ってまいりました。
第二部下 夜明け前 青空文庫
作例 · 標準
正月には、色鮮やかな料理を並べた豪華な重詰めを家族で囲む。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
運動会のお昼休み、母親が用意してくれた重詰めの弁当が楽しみだった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
その老舗料亭の重詰めは、職人の技が光る繊細な盛り付けが評判だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview