痙
痙
名詞
標準
文例 · 用例
その兄のめざめを感じ、おまへの素足に痙攣する地下電流の銅線をふんでわたれ。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
見かへる鼻先きに眞蒼になつて痙攣的に震ふ兄の顏があつた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
これは、労働者の発作的の痙攣だ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
彼の頬はきりりッと痙攣するように引きつッた。
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
そして顔の筋肉が痙攣を起した。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
私はむつと熱いいきれの鼻を打つお前の枕元に近附いて、時々痙攣するやうに動いてゐるお前の手を堅く執つた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
と、脣の痙攣するやうな動きにつれて、マスクが落ちかかつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
そして先生の顏の平面が急に崩れて、顏面筋が小波のやうに痙攣したかと思ふと、怒りの紅潮がさつと顏中に走つた。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫