奉納額
ほうのうがく
名詞
標準
votive tablet
文例 · 用例
それと隣って、一段高く梯子段を上ったところに、浅間神社を勧請した離屋が、一屋建ててあり、紀伊殿御祈願所の木札や、文化年間にあげたという、太々神楽の額や、天保四年と記した中山道深谷宿、近江屋某の青銭をちりばめた奉納額などがあった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
法輪寺で昼食して、鎮守|八島神社に参詣した時に純之進は芝居の板番付が新しく奉納額として懸っているのを見出した。
— 江見水蔭 『丹那山の怪』 青空文庫
当時私の父椿岳はこの祠堂に奉納額をあげましたが、今は遺っていないようです。
— 淡島寒月 『寺内の奇人団』 青空文庫
他郷の者が薬師堂に奉納額をかけるとは馬庭念流を侮辱するものだと、その額をひきずり下して念流の額をあげるために、師匠には隠して門弟一同馬庭を脱出、伊香保に向ったのである。
— 馬庭念流訪問記 『安吾武者修業』 青空文庫
岩鼻の陣屋から役人が出向き、千葉の奉納額を止めさせて事は一たん落着したが、今度は千葉一党がおさまらない。
— 馬庭念流訪問記 『安吾武者修業』 青空文庫
武州は高尾道なる或神社の奉納額に、抒自等抒自奈良努家宇良太(どぢとどぢならぬけうらだ)」も亦、同系列の微笑ましい実話たること、論を俟たない。
— 正岡容 『東京万花鏡』 青空文庫
燻ぶる仏壇から更に取り出されたもの数躯、別に一枚の奉納額。
— 柳宗悦 『民藝四十年』 青空文庫
三尺に余る両刃の剣というと、社の奉納額か、祭礼の山車の外にはありそうもありません。
— 欄干の死骸 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
多くの参拝者が、願い事を書いて奉納額を掲げていた。
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古い神社には、歴史的な奉納額が数多く残されている。
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「この立派な奉納額は、地域の名士からの寄進だそうです。」
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