絵等
えとう
名詞
標準
文例 · 用例
その他の壁には、色の分らないまでに古びた絵等をはり、出窓めいた窓の縁に小さい鳥籠が置いてあって、中には何にも居ない。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
南北の両派、土佐、狩野、四条、浮世絵等についての概念を以て、人の高雅なりとするものは高雅なりとし、平俗なりとするものは平俗としていたのが、ここで思いがけない写生一点張りの画論を聞いて、容易ならぬ暗示を与えられたようにも感じました。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
摺物扇地紙団扇絵等に描ける花鳥|什器の図はその意匠|殊に称美すべきものあり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
国貞の画題は殆ど役者と美人との外に出でざれど、国芳に至りては山水花鳥武者並びに美人役者絵等その範囲|甚だ広し。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
踏絵等々に始まる鏑木さんの個性はいつも清々しく美しいもので、築地明石町の絶唱を始めとして、近年の慶喜公もよければ、哥妓図も一葉も良い。
— 木村荘八 『鏑木さん雑感』 青空文庫
背面と側面とには、ペンキ漆がゴテゴテと塗ってあり、竜その他の神話的の事物や、英雄、豪傑の絵等が背面の装飾になっていたりする。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
鍋島の藍絵等は軟弱であって支那の染附に向っては太刀打ちができない。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
徳利の形も千差萬別、裝飾からみても繪高麗風のもの、刷毛目、筋入り、織部、赤繪等々枚擧に遑がないといふのは此のことで、徳利に憂き身をやつしても一生暮せることは請合だ。
— 小野賢一郎 『やきもの讀本』 青空文庫