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抜奴

ぬけやつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
抜奴」と柄にもなくタンカを切って、去り行く青バスの尻|番号を忘れないように手帳に記けた。
辰野九紫 青バスの女 青空文庫
『間拔奴、見損やがつたか、汝、記憶えとけ、深川の芳兄いてで鳴らしたもんだい、手前達の樣な、女たらしに、一文たりとも貰ふ覺えはないぞ、ヘツ、どうだい、その面は、いやにキヨロツキやがつて、憚乍ら口惜しけりや腕ツコキで來い、白痴ツ』『女たらし』の一言に力を罩めて憤怒の焔燃ゆるが如し、果然彼には一物あり。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫