自心
じしん
名詞
標準
文例 · 用例
ですから、その仏を念じ、その仏の目的を覚り、その進行に身を委ねるときは、貪は転向浄化して一切の善を求めて進み、瞋は転向浄化して一切の罪悪を断ち、痴は払いのけられて仏智現れ、ここにおいて天地間の大生命と、自心内部の赤裸々な仏心(人格完成の芽)とが手を取り合うのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
この二門は他に向ってばかりでなく、自分が自心に向っても常に働かせる有効な二方法であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
恐らく手古奈自心にも、ほん當には解るまい。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
伐柯其則不遠、自心をもって他人を忖度すべし。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
それに対立して、政道の法理論から云って、(義という精神は、要するに、自己を潔くしようという自心の発動である。
— 吉川英治 『新編忠臣蔵』 青空文庫
一八三 諸の惡を作さず、善を奉行し、自心を淨む、是れ諸佛の教なり。
— 荻原雲來訳註 『法句經』 青空文庫
三二七 汝等不放逸を樂め、自心を護れ、難處より己を救へ、淤泥に溺れたる象の如くに。
— 荻原雲來訳註 『法句經』 青空文庫