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翩々

へんぺん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
fluttering
文例 · 用例
ドンナイ河に翩々と帆かけた米穀輸出船は彼の指揮によって饑饉と、戦禍の彼の本国に積出された。
吉行エイスケ 新種族ノラ 青空文庫
荒浪の國の旗は、其竿頭から三方に引かれた綱に結ばれて、翩々と風に靡く、其頂上には我が譽ある日章旗は、恰も列國を眼下に瞰おろすが如く、勢よく飜つて居る。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
(――その一節)……かくの如き人波の中楊柳を折り芙蓉を採る瑶環と瓊珮とを振ひ鏘々として鳴つて玲瓏たり衣は翩々として驚鴻の如く身は矯々として游竜の如し ……と、などゝ、いつまでも歌ひつゞけて。
牧野信一 バラルダ物語 青空文庫
例へば蝶といへば翩々たる小羽虫の飛び去り飛び来る一個の小景を現はすのみならず、春暖|漸く催し草木|僅かに萌芽を放ち菜黄麦緑の間に三々五々士女の嬉遊するが如き光景をも聯想せしむるなり。
正岡子規 俳諧大要 青空文庫
否向側を登りつくしてあの高く見える※の上に翩々と翻っているに違ない。
夏目漱石 趣味の遺伝 青空文庫
その草原が尽きるあたりに、石の垣をめぐらせた、小さい赤塗りの家が一軒、岩だらけの山を後にしながら、翩々と日章旗を翻している。
芥川龍之介 長江游記 青空文庫
平等院頭、翩々として、ひるがへる白旗を見ずや。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
而して翠華西に向ひて革命軍の旗、翩々として京洛に飜るや、其平氏に対する、寧ろ処女の如くなるの観を呈したりき。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
作例 · 標準
春風に誘われて、色鮮やかな蝶が花壇の周りを翩々と舞っていた。
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祭りの日、家々の軒先に掲げられたのぼり旗が秋晴れの空に翩々と翻っている。
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彼女は軽やかなステップを踏み、舞台の上を翩々と踊り回った。
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2
標準
frivolous
作例 · 標準
彼は軽薄翩々たる態度で重要な会議に臨み、上司から厳しく叱責された。
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翩々たる若者たちが集まる夜の街には、特有の危うさと熱気が漂っている。
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表面的な知識だけで翩々と語る彼の言葉には、誰も耳を貸そうとしなかった。
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