アノニム
アノニム
名詞
標準
anonym
文例 · 用例
しかしそれにしても、虚榮心においては相手は「世間」といふもの、詳しくいふと、甲でもなく乙でもないと同時に甲でもあり乙でもあるところの「ひと」、アノニムな「ひと」であるのに反して、名譽心においては相手は甲であり或ひは乙であり、それぞれの人間が個人としての獨自性を失はないでゐるところの社會である。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
虚榮心は本質的にアノニムである。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
そのとき彼はアノニムな「ひと」を對象とすることによつて彼自身アノニムな「ひと」となり、虚無に歸する。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
流行はアノニムなものである。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
名譽心といふのはすべてアノニムなものに對する戰ひである。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
いま世間の評判といふものはアノニムなものである。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
アノニムなものと抽象的なものとは同じではない。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
名譽心はアノニムな社會を相手にしてゐるのではない。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
作例 · 標準
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