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綸子

りんず
名詞頻度ランク #19891 · 青空 91
1
標準
figured satin
文例 · 用例
生地は紋綸子の黒地を、ほとんど黒地を覗かせないまで括り染の雪の輪模様に、竹のむら垣を置縫いにして、友禅と置縫いで大胆な紅梅立木を全面に花咲かしている。
岡本かの子 河明り 青空文庫
) 几帳とも、垂幕とも言ひたいのに、然うではない、萌黄と青と段染に成つた綸子か何ぞ、唐繪の浮模樣を織込んだのが窓帷と云つた工合に、格天井から床へ引いて蔽うてある。
泉鏡太郎 人魚の祠 青空文庫
即ち新しき筵を敷いた神殿の床の上には、黄ろい綸子や藍の玉蟲の綾などの直衣を着た禰宜が色斑らに並ぶ。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
なぜというに、いま、樹立の中を出ますと、高縁の突端に薄汚れたが白綸子の大蒲団を敷込んで、柱を背中に、酒やけの胸はだけで、大胡坐を掻いたのは藪の中の大入道。
泉鏡花 河伯令嬢 青空文庫
余所ゆきを着ていた上衣だけ脱いで、そのまま寝床へ入った、緋の紋綸子の長襦袢のまま、手を伸ばして、……こりゃ先生だと、雪の腕、という処だ。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
その清浄な膚をもって、緋の紋綸子の、長襦袢で、高髷という、その艶麗な姿をもって、行燈にかえに来た雇の女に目まじろがない、その任侠な気をもって、すべてを愛吉に与えてその晩……」「…………」丹平黙然として少時不言。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
密と起して、先生がおっしゃった、愛吉さんもお泊り、という時、お夏はぱっちり目を開けたが、極めて鷹揚に無雑作に、(…………) 枕の異ったことは何にもいわず、(お前もお手つだい、) と愛吉に教えて、自分も枕など持ち出して、急いで寝床が出来ると、(このまま寝ようや、)と云ったのが、その緋の紋綸子の長襦袢。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
が、雪のように白い白紋|綸子の振袖の上に目も覚むるような唐織|錦の裲襠を被た瑠璃子の姿を見ると、彼は生れて初めて感じたような気高さと美しさに、打たれてしまって、神官が朗々と唱え上げる祝詞の言葉なども耳に入らぬほど、じっと瑠璃子の姿に、魅せられていた。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
作例 · 標準
彼女が着ていた着物は、美しい光沢のある綸子でできていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
祖母の古い箪笥から、菊の模様が織り込まれたピンク色の綸子の反物が見つかった。
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人形の衣装を作るために、手芸店で小さな綸子の布切れを買った。
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ウィキペディア

綸子・綾子(りんず)とは、繻子織地に繻子織の裏組織で模様を織り出した絹織物の一種。

出典: 綸子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0