引き縄
ひきなわ
名詞
標準
文例 · 用例
岩角に突っ張った懸命の拳を収めて、肩から斜めに目暗縞を掠めた細引縄に、長々と谷間伝いを根限り戻り舟を牽いて来る。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
女ながらも掛縄、投縄、引縄、釣縄、抜縄、何でもそれは熟練していた。
— 江見水蔭 『死剣と生縄』 青空文庫
俗説、天地初開闢、未有人民、女※搏黄土為人、劇、務力不暇供、乃引縄組泥中、挙以為人、故富貴賢知者、黄土人也、貧賎凡庸引組人也、女※に就て、古史伝承の語る所、区々にして一致せずと雖も、其庖犠の制度を承くると云い、婚姻を置くと云い又、楽器を作ると云うは、何れも人文的事業なり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫