概皆
概皆
名詞
標準
文例 · 用例
その書は随時|世人を啓発した功はあるにしても、概皆|時尚を追う書估の誅求に応じて筆を走らせたものである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
美術を評し、文學を論ずるに當りて、沒理想を基とするものは、獨逸に文庫 Magazin の一黨あり、スカンヂナヰヤにイプセンが餘流あり、英吉利にも俄羅斯にもその人あれど、概皆エミル・ゾラを宗とす。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
按ずるに所謂入門者は概皆医であらう。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
Nやツル子は、時々自分達でキヤンプ料理を作つたりしたが大概皆なと一処になつて反つて満足してゐた。
— 牧野信一 『山を越えて』 青空文庫
歐米諸國の政府にも國債なるものあれども、大概皆自國の人民に募りたるものなれば、自から借りて自から拂ふものなり。
— 福澤諭吉 『亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説』 青空文庫
而其最古者隋唐所創、近猶不下宋代、概皆係明清両朝重修、而輪奐之美存焉。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
多くの所謂文士と稱するものは大概皆名前だけ雅號樣のものを用ひて居るのに君は姓までも變へて居る。
— 愚者の鼻息 『貝殼追放』 青空文庫
此方では大概皆すんだやうです。
— 知里幸恵 『手紙』 青空文庫