吠え面
ほえづら
名詞
標準
tearful face
文例 · 用例
吠え面かくな――と彼は心の中で思った。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
倒されたおしまが、T「畜生、 吠え面掻くなッ」 ナニッと白倉。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
構わぬわッ、斬れ斬れッ」「打ッた斬って吠え面掻かしてやれッ」 半分は脅すつもりもあったらしく、黒鞘の大刀を横にヒネってプツリ鯉口切ったところを、「こりゃ下郎々々…」 気味わるく静かにうしろから呼びかけて、のっそりと主水之介がその顔の真ん前へ立ちはだかると、あとは無言でした。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
この上、まだ俺の仕事の邪魔をするんだったら、そのときは貴様が吠え面をかく番になるぞ。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
今に吠え面かゝぬやうにせよと言つて、切るなり突くなり勝手にするがいゝや、ヨタモノの本領、ドッカとあぐら、はどうだか、支那式によろしくあぐらに及んで首すぢのあたりを揉みほぐしたりなぞしてゐる。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
吠え面かかしてやるから」 金サンは満場のバカどもに一泡ふかせてやろうと、口に美声錠をふくんで時の至るを待ちかまえた。
— 坂口安吾 『町内の二天才』 青空文庫
今ごろは、吠え面かいて探してるだろうが、ざまア見やがれ――。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
ヘン、今に、向こうが吠え面かくとたい」 そういって、また、全身と、家とをゆるがせて、哄笑した。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
作例 · 標準
テストの結果が悪くて、彼は吠え面をかいていた。
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子供が転んでしまい、今にも吠え面になりそうだ。
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試合に負けた後、キャプテンは悔しさで吠え面だった。
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