辻占
つじうら
名詞
標準
slip of paper with a fortune-telling message
文例 · 用例
併し、かうした山腹の湯の町の夜の雰圍氣を通して響いて來る此の民衆音樂の調べには、何處か昔の按摩の笛や、辻占賣の聲などのもつて居た情調を想ひ出させるやうな或るものが無いとは云はれない。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
大路ゆく辻占うりのこゑ、汽車の笛の遠くひゞきたるも、何とはなしに魂あくがるゝ心地す。
— 樋口一葉 『月の夜』 青空文庫
これで対照されていいと思うものは冬の霜夜の辻占売りの声であった。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
徳利が化けた遊女と云ふ容子だが、其の窓へ、紅を刷いたら、恐らく露西亜の辻占であらう。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
悪い辻占のように思われた。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
」と、心がかりな今夜の逢ふ瀬の、辻占にもと裏問へば……「惡いと云うたりとて、お前樣氣一つで行かるれば、それまでの事ではあれど、先づお留め申したい。
— 泉鏡太郎 『三人の盲の話』 青空文庫
(是非に及ばぬ……) 可厭な辻占でしたわねえ。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
十二月 それ、おほみそかは大薩摩の、もの凄くも又可恐しき、荒海の暗闇のあやかしより、山寺の額の魍魎に至るまで、霙を錬つて氷を鑄つゝ、年の瀬に楯を支くと雖も、巖間の水は囁きて、川端の辻占に、春衣の梅を告ぐるぞかし。
— 泉鏡太郎 『五月より』 青空文庫
作例 · 標準
正月の縁日で買った辻占には、待ち人は来ると書いてあった。
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彼女は辻占の結果を信じて、勇気を出して彼に告白した。
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辻占の紙を丁寧に結び、願いが叶うように心の中で祈った。
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ウィキペディア
辻占(つじうら)とは、日本で行われた占いの一種である。
出典: 辻占 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0