うまい具合に
うまいぐあいに
表現副詞
標準
luckily
文例 · 用例
が、先に云ふ「血迷つた粗朴さ」が、今後うまい具合に立ち直つてゆくとすれば、恐らく詩に対する関心を増すことともなるのであらうと思はれるのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
そしてそんな大量生産の際に、一つびとつの死なぞはうまい具合に行きつこはない、が、そんなことはあまり大したことではないのだ。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
このやうな今日に、一の死がうまい具合に行つたとて、誰がそんなものに價値を置くだらう?
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
あんまり人間をとって食べるので、或る勇士がついに之を退治して、あとの祟りの無いように早速、大明神として祀り込めてうまい具合におさめたという事が、その作陽誌という書物に詳しく書かれているのでございます。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
編粗朶が相当に重いのと、それを穴の上にうまい具合に蓋をするのには手間が取れた。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
ちょうどこの時、船長は、そのマストがきれいになり、サイドが化粧し、うまい具合に満船したという報知を、チーフメーツから受け取って、彼女と、酒を飲んでいた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
ところが、うまい具合に、この難関だけはひとりでに解決して、みな子の方から、今日は伯母さんのところへ久しぶりで行ってきたいと言い出したのである。
— 平林初之輔 『秘密』 青空文庫
『我々もたまには歌にして見たいといふ考も起るのですが、こればかりは別才だと見えまして、何うもうまい具合にまとまりません……』『いゝえ、そんなことは――?
— 田山花袋 『道綱の母』 青空文庫
作例 · 標準
例句
私は毎日うまい具合にについて考えている。
うまい具合にという言葉は日本語で重要だ。
彼はうまい具合にの意味を理解している。