何のその
なんのその
表現頻度ランク #44274 · 青空 20 例
標準
nothing special
文例 · 用例
水戸以来総勢八人、八溝の天※も何のその、一足跳びにワッショイワッショイと飛び越えて来たものの、急に少なくなると何だか寂しい。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
風も何のその、手足をのび/\と伸ばしてぐつすり寝た。
— 大田から下関 『行乞記』 青空文庫
……薫るのなんぞ何のその、酒の冷の気を浴びて、正宗を、壜の口の切味や、錵も匂も金色に、梅を、朧に湛えつつ、ぐいと飲み、ぐいと煽った――立続けた。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
一心不乱に調べ続け、我々がいることなど何のその。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
何のその術を食うものか、とぐっと落着いて張合った気で見れば、余りしおらしいのが癪に障った。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
自らを表現するにあたっては「そこまでやる」の声も何のその、床に頭をぶちあてる枝雀並みの思い切りを見せるトッテン師匠。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
沖の汐風に胸ひらくとも、葡萄の酒に醉はうとも、何のその。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
*(四月×日)――その夜カフエーの卓子の上に盛花のような顔が泣いた何のその樹の上にカラスが鳴こうとて――夜は辛い両手に盛られたわたしの顔はみどり色の白粉に疲れ十二時の針をひっぱっていた。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は周囲の反対を何のその、自分の信じる道を突き進んだ。
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激しい雨風を何のその、選手たちは泥だらけになってボールを追いかけた。
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彼女は高齢を何のその、今でも現役の登山家として活躍している。
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