隙
すき
名詞頻度ランク #10575 · 青空 4130 例
標準
gap
文例 · 用例
それゆえ彼には対象を名命し形容するすべての言葉と、その正確な眼との間の隙ばかりが気になる。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
彼は朴訥であるのでその隙ばかりみてゐて容易に名詞も形容詞も口にしようとはせぬ。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
彼の風貌は、馬場の形容を基にして私が描いて置いた好悪ふたつの影像のうち、わるいほうの影像と一分一厘の間隙もなくぴったり重なり合った。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
薄曇りの空が針葉の間から隙いて見える、根を張り樹脂の多い、男松の印象を此の顔は与へた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
といふのは、それでなくても厳しい父と細々し過ぎる母とが、殊に遊ぶこと以外には何にも考へようとはしない耕二に、執拗にも間がな隙がな小言を言ひつめるので、今もやつと許されて出掛けるらしい耕二に沢山の言葉は掛けないで出してやりたかつた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
行く春や白き花見ゆ垣の隙 この句もまた、蕪村らしく明るい青春性に富んでいる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
その山脈の道を通って、駿河から甲斐へ運ぶ塩車の列が、遠く穂蓼の隙間から見えるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
隙を窺つて紳士は二足、三足、たぢろぐよと見る間に身を返して一目散、人垣の間を別けて行衞も知れず。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
作例 · 標準
本棚の隙に小銭が落ちてしまい、定規を使って何とか取り出した。
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都会のビルとビルのわずかな隙から、夕日が差し込んでいる。
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扉の隙から冷たい風が入り込んでくるので、目張りをして防いだ。
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標準
break
作例 · 標準
勉強の隙に、温かいココアを飲んでリフレッシュする。
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仕事の隙を見て、こっそり旅行の計画を立てる。
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雨が止んだ隙を突いて、急いで買い物に出かけた。
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標準
unguarded moment
作例 · 標準
相手のわずかな隙を突いて、彼は見事な一本勝ちを収めた。
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彼はいつも完璧に見えるが、たまに見せる油断した隙が人間味を感じさせる。
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泥棒は住人がゴミ出しに出た一瞬の隙を狙って侵入した。
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標準
chance
作例 · 標準
チャンスの隙があれば、迷わず自分の意見をアピールするつもりだ。
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会話の隙を見つけて、ようやく彼に挨拶することができた。
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彼は虎視眈々と、出世の隙を伺っている。
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