飛びすぎる
とびすぎる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to fly past
文例 · 用例
その眼の前を横ぎって、数人の旅客の佇んでいる停車場が、くら暗と雨との中をうす明く飛びすぎる。
— 芥川龍之介 『西郷隆盛』 青空文庫
自分は、足場のわるい庭石の上で、身体を動かさないようにする為、けんめいに努力していたことも現実であるし、近くの空を夜間飛行の一機が飛びすぎる音を耳にしたのもまた現実だった。
— 海野十三 『四次元漂流』 青空文庫
最初の編隊が鱶のような蒼白い腹をみせながら旗のないマストの上をグワと飛びすぎる。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
やがて、二人きりになると、鬼頭は、やや改まつて、「あなたが家を出ると、お父さんがお困りになるといふやうなことはないでせうね」「ええ、多少は不自由だらうと思ひますけど……でも、そのつもりになれば……」 話が飛びすぎるやうに思ひながら、それでも、彼女ははつきりと答へた。
— 岸田國士 『双面神』 青空文庫
空気をつんざく音におどろかされてわたしは本を読んでいる眼をあげて、遠い北の山々で切り出され、グリーン・マウンテンズ地方やコネティカット州を飛び越えて来た大きな松材が、十|分とかからないうちに矢のようにこの町を飛びすぎるのを見たが、二度目に見たときにはもうほとんど見えなくなってしまった。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
じっさい、新しいガンのむれが、頭の上を飛びすぎるたびに、ガチョウたちもじっとしてはいられなくなってきました。
— NILS HOLGERSSONS UNDERBARA RESA GENOM SVERIGE 『ニールスのふしぎな旅』 青空文庫
作例 · 標準
飛行機が目的地の上空を飛びすぎてしまい、旋回して戻ることになった。
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ホームラン性の当たりだったが、勢い余ってボールがフェンスを飛びすぎて場外へ消えた。
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渡り鳥の群れが、私たちの頭上を低空で力強く飛びすぎていった。
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