続載
ぞくさい
名詞
標準
文例 · 用例
が、尾崎徳太郎は退社しても紅葉山人は依然社幹の名を列ねて小説を続載していたので、裏面の消息はこの広告の中に明かに読まれた。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
続いて翌年の十月は『平凡』を続載して二葉亭の最後の文藻を輝かした。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
そこではすべてが善意と礼儀ぶかさからとり行われ、京都からの生香魚料理万端よろしいのであるが、有三氏は、どちらかというと片苦しげに想像される客間での会話で、この麗わしき天然の日本では、彼自身の長篇小説が数年前朝日新聞へ続載不可能となったことがあった、それについて芸術家同士らしく語ったであろうか?
— ――世相寸評―― 『日本の秋色』 青空文庫
つまり随時に載ったり曜日を決めて載せられたり、特別な欄として又は特別な欄に続載される。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
これらはいずれ漸をもって本誌上に続載すべき「俗法師考」中において発表することとして、ここにはとりあえず右両文書を一瞥したことによって、当時奈良坂、清水坂両所の非人間に生じた悶着の事情や、当時の非人の状態について得た所感の一斑を叙述して読者の参考に供し、かねて報告者たる大西君に敬意を表したいと思う。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
それには、雑誌「世界評論」に続載されたペリガンの数篇の世相ルポルタージュや、雑誌「日本評論」に連載されつつある同誌特派記者による数篇の社会ルポルタージュを読んで、その仕事に対する熱意と、手段に対する忠実さにアヤかるようにしたらよかろう。
— 三好十郎 『恐怖の季節』 青空文庫