溶合
溶合
名詞
標準
文例 · 用例
したがつてその両者の独立、溶合、更に直線でも曲線でもない或る物、さうしたものの発見の方法は、かなりに激しいやり方をしてゐるのである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
俺たちの運動は二三人の氣の合つた仲間ばかりで出來るものぢやないのだから、その點、大きな氣持――それ等をグツと引きしめる一段と高い氣持に、それを結びつけることによつて、それ等の差異をなるべく溶合するやうに氣をつけなければならないと思ふんだ。
— 小林多喜二 『一九二八年三月十五日』 青空文庫
この溶合の状態(宇宙はここでは完全に均質に溶け合った溶解物のように考えられているのである)がその終期に近づいたときに、主(ブラーマ Brahma)、すなわち、この世界の創造者でしかも吾人の官能には捕え難い主は、五つの元素と他の原始物質とによってこの世界を知覚し得るようにした。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
その人の魂は作曲者の魂と溶合して、作曲者とともに一つの心境から他の心境へと移ってゆきます。
— KREITSEROVA SONATA 『クロイツェル・ソナタ』 青空文庫
そして、自分の発見のための最大のきっかけは、リズム・アンド・ブルースとの溶合によってロックンロールとなったときだった。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫
黒と白とが溶合したとき、まったくべつなものがひとつ生まれた。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫
四 天地の間に溶合した。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫