幻辞.com

三尺帯

さんじゃくおび
名詞
1
標準
waistband
文例 · 用例
目鼻立の愛くるしい、罪の無い丸顔、五分刈に向顱巻、三尺帯を前で結んで、南の字を大く染抜いた半被を着て居る、これは此処の大家の仕着で、挽いてる樟もその持分。
泉鏡花 三尺角 青空文庫
くりくり坊主の桃川如燕が張り扇で元亀天正の武将の勇姿をたたき出している間に、手ぬぐい浴衣に三尺帯の遊び人が肱枕で寝そべって、小さな桶形の容器の中から鮓をつまんでいたりした。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
音訪う間も無く、どたんと畳を蹴て立つ音して、戸を開けるのと、ついその框に真赤な灯の、ほやの油煙に黒ずんだ小洋燈の見ゆるが同時で、ぬいと立ったは、眉の迫った、目の鋭い、細面の壮佼で、巾狭な単衣に三尺帯を尻下り、粋な奴を誰とかする、すなわち塾の(小使)で、怪!
泉鏡花 婦系図 青空文庫
三尺帯前に〆めて、印半纏着たるものなんど、おさなき時には見もせざりし。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫
」と、こちらの二階の欄干へ、浴衣がけの三尺帯で乗り出したのは私である。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
」 つかつかと近いた、三尺帯を尻下りに結んで、両提の莨入をぶらりと、坊主|天窓の親仁が一名。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
何と気を変えたか、宗匠、今夜は大いに侠って、印半纏に三尺帯、但し繻珍の莨入に象牙の筒で、内々そのお人品な処を見せてござる。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
)と頭ごかし、前後に同一ような、袷三尺帯の若衆は大勢居たが、大将軍のような顔色で叱ったのは、鯰の伝六といって、ぬらくらの親方株、月々の三十一日には昼間から寄席を仕切って総温習を催す、素人義太夫の切前を語ろうという漢であった。
泉鏡花 三枚続 青空文庫
作例 · 標準
相撲の力士は、稽古の際に三尺帯を締める。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は祭りの衣装に合わせて、粋な三尺帯を選んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
三尺帯をきつく締め直し、気合を入れた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア

三尺帯(さんじゃくおび)は男物の帯の一種。鯨尺で三尺の長さしかないためこの名がある。略して「三尺」ともいう。

出典: 三尺帯 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0