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朝令

ちょうれい
名詞
1
標準
文例 · 用例
故人北原多作氏のごとき少数な篤学の官吏の終生の努力と熱心によってようやく水産に聯関した海洋調査がやや系統的に行われるようになりはしたが、自分の知る限りでは時々の政府の科学的理解のない官僚の気まぐれなその日その日の御都合による朝令暮改の嵐にこの調査の系統が吹き乱される憂いが多分にあった。
寺田寅彦 新春偶語 青空文庫
しどろもどろの、朝令暮改。
太宰治 古典竜頭蛇尾 青空文庫
これで結果が悪ければ、場当たり主義だの朝令暮改だの、日本語には悪口の豊富なボキャブラリーが用意されている。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
師匠一流の腰の軽さ、積極的な朝令暮改主義は、素直に市場の声を聞く結果でもある。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
其上、朝令暮改、綸旨は掌を飜す有様である。
菊池寛 四条畷の戦 青空文庫
就中、社員が度々不平を鳴らし、かつ実際に困らせられたのは沼南の編輯方針が常にグラグラして朝令暮改少しも一定しない事だった。
内田魯庵 三十年前の島田沼南 青空文庫
松隈内閣だか隈板内閣だかの組閣に方って沼南が入閣するという風説が立った時、毎日新聞社にかつて在籍して猫の目のようにクルクル変る沼南の朝令暮改に散三ッ原苦しまされた或る男は曰く、「沼南の大臣になるなら俺が第一番に反対運動する、国家の政治が沼南のお天気模様で毎日グラグラ変られて堪るもんか、」と。
内田魯庵 三十年前の島田沼南 青空文庫
朝令暮改の政策に追いまわされての何百日かであった。
本庄陸男 石狩川 青空文庫