心無い
こころない
形容詞頻度ランク #43770 · 青空 20 例
標準
inconsiderate
文例 · 用例
洗濯をする老女から食の恵みを受けたり、心無い人々の嘲りを受けたりして、永い間、凡人凡眼は韓信を知ることが無かった。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
が、何しろ時刻が遅いので、人っ子一人通らない往来には、遠田の蛙の声と、車の輪の音とが聞えるばかり、殊にあの寂しい美福門の外は、よく狐火の燃える所だけに、何となく鬼気が身に迫って、心無い牛の歩みさえ早くなるような気が致されます。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
山に響き谷に籠り、雪の地上を這い廻わり、夜の蒼天に昇って行く時、もしその声を聞いたなら、たとえ心無い嬰児でも思わず跪ずくに違いない。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
」 今野村の家を出てきたばかりで、そんなこころないことを口にするほど、それまでの野村との交友は深くはなかった。
— 壺井榮 『妻の座』 青空文庫
かの女のまえで、無造作に、左右太の生命が、危ないなどといって、いじらしい恋仲を脅やかしたのを、こころない業とは思ったが、勘蔵の直感は、いつわりなく、(左右太、危うし) と、彼の心をも、ただならず、急きたてていた。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
こころない問いつめなどして。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
標準
thoughtless