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なよ竹

なよたけ異読 なゆたけ・ナヨタケ・ナユタケ
名詞多音語
1
標準
Simon bamboo (Pleioblastus simonii)
文例 · 用例
紅葉がさねの薄葉の、把る手も薫るばかりなのを膝の上に置いて、兼好はしばらくじっと思案していたが、やがて机の上から筆と硯とを取り寄せて、夏毛の鹿の筆を染めて「なよ竹の」と美しい墨色で書いた。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
三 なよ竹の――唯それだけを書いて、彼は小坂部の前に置いた。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
なよ竹の――小坂部は小声で繰り返していたが、やがて次の句が、かれの口からおのずと流れ出した。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
あだに見し 夢かうつつかなよ竹の おき伏しわぶる恋ぞくるしき その声に兼好は思わず見返った。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
蔵人に言い付けてその帰るあとを付けさせると、女もそれに気がついたらしく、蔵人を見かえって「なよ竹の」とただひとこと言い残して立ち去ってしまった。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
それは「高しとて何にかはせんなよ竹の、ひとよ二よの仇のふしをば」という古歌の心であった。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
なにがしの君はいよいよ心あくがれて、だんだん尋ね明かした後に、それがなにがしの少将の妻であるということを確かめたので、君は更に恋文をしたためて、その奥に「あだに見し夢かうつつかなよ竹の、おきふし佗ぶる恋ぞ苦しき」と記して贈ったので、女もさすがに心が折れて、君のもとへ参り仕えたという古い伝説がある。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
今度の事柄もその古い伝説にやや似通っているので、兼好は「なよ竹」の一句を書いた。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
作例 · 標準
庭の隅に植えられたなよ竹が、風に吹かれてさらさらと音を立てている。
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なよ竹は細くてしなやかだが、雪の重みにも耐える強さを持っている。
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古い生垣の隙間から、青々としたなよ竹の芽が顔を出した。
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2
標準
any thin, but flexible bamboo
作例 · 標準
かぐや姫は、なよ竹の輝く節の中から見つかったと伝えられている。
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その女性の立ち振る舞いは、風に揺れるなよ竹のように優雅だった。
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なよ竹細工で作られた籠は、軽くて丈夫な工芸品として重宝される。
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