躊躇いながら
ためらいながら
表現
標準
with hesitation
文例 · 用例
木之助は店にはいって行って、ちょっと躊躇いながら、いった。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
もウ棄ててはおかれぬ、そッと隣座敷まで往ッてはいろうか、はいるまいか、と躊躇いながら客座敷の様子を伺うと、娘は面白そうにしきりに何か話していた。
— 矢崎嵯峨の舎 『初恋』 青空文庫
私は躊躇いながら其一片を摘んでそっと口にあてた。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
そうだとすれば、昨日の晩も、一昨日の晩も、夜な夜なこの二階の窓の近くへ忍び寄って、入れて貰おうかどうしようかと躊躇いながら、中の様子を窺がっていたのかも知れない。
— 谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のおんな』 青空文庫
爪楊枝で歯をせせりながら、太平楽を極めますが、いくらか酒量の少ない女房のお市は、さすがに不気味だったとみえて、幾度も躊躇いながら、それでも立上がって、雨戸へ手を掛けました。
— 雪の精 『銭形平次捕物控』 青空文庫
ただ電話をお貸ししただけで……」「そうですか……」 鶴雄は一寸ためらいながら、本の包みを受け取って、出て行きかけたが、何を思い出したか、急に戻って来て、「電話貸してくれませんか」 と言った。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
一日、西洋人はためらいながら口を開いた。
— 渡辺温 『風船美人』 青空文庫
兄さんがこの手紙をためらいながら封を切ったとすれば、兄さんは、本当に幸子さんや僕を愛していてくれたものと信じます。
— 渡辺温 『勝敗』 青空文庫
作例 · 標準
彼はしばらく躊躇いながらも、ようやく真実を打ち明ける決心をした。
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彼女は躊躇いながら受話器を取り、懐かしい番号をダイヤルした。
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立ち入り禁止の看板の前で、少年は躊躇いながら一歩を踏み出した。
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