辞さない
じさない
表現形容詞
標準
willing (even) to do
文例 · 用例
「ええ、」「用意が出来たらいつでも来い、同志の者の迎なら、冥途からだって辞さないんだ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
彼は生命を犠牲にしても辞さない覚悟である。
— 平出修 『計画』 青空文庫
――彼は、嘗て、想像で描き、再読して、恥で、火になり、堕落を覚えたといふ旧作中の主人公を、いつの間にか今は身を持つて体験してゐる怖ろしい廻り合せに戦きながらも、恋しい女の為なら、恥も外聞もなく、ピエロにでも、ラスカルにでも豹変するを辞さない!
— 牧野信一 『小川の流れ』 青空文庫
それが、五六人は召捕られ、七八人は何処ともなく落ち延びて、今残っている十一人は、忠次のためには、水火をも辞さない金鉄の人々だった。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
青木に対する昔の好意が――自分の身を滅ぼすことをも辞さないほどの好意の破片でもが、雄吉の心のうちに残っているとでも、青木は誤解しているのかも知れないと、雄吉は思った。
— 菊池寛 『青木の出京』 青空文庫
そこに居並んでいる百に余る成年は、皆自分の意志によっては、水火をも辞さない人々であることを思うと、彼は心の内からこみ上げて来る、権力者に特有な誇りを感ぜずにはいなかった。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
山本氏が放送局と正面衝突を辞さない気持の根柢には、そのことに対する鬱積と爆発とがうかがえる。
— 宮本百合子 『山本有三氏の境地』 青空文庫
鉄、ニッケル、ジュラルミン等の原鉱を多量に生産することが分ったそのためにイタリーは附近の土民との間に砲火を交えることを敢て辞さない。
— ――所謂「脱出」への疑問―― 『イタリー芸術に在る一つの問題』 青空文庫
作例 · 標準
国益を守るためであれば、わが国は武力行使も辞さない構えだ。
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彼は目的を達成するためなら、手段を選ばないどころか犠牲も辞さない覚悟だ。
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「どんな苦労も辞さないので、どうか弟子にしてください」と彼は懇願した。
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