一筆書き
ひとふでがき異読 いっぴつがき
名詞
標準
one-stroke sketch
文例 · 用例
それを知らば一筆書きて、など我を慰めんとは為ざる。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
一筆書き残しまいらせ候。
— 広津柳浪 『今戸心中』 青空文庫
尚一筆書き加え候が、多分は聖書の件と存じ候が、あれは尾島書記より貰い受けしものにして、決して盗み出せしものに非ず、右御誤解なきよう願上候。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
「ご祐筆がおられるのはもっけの倖い、一筆書き入れて頂きましょうか?
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
戦争に負けた今日に至って、アメリカ的な政治常識を猿マネして、国民の生活水準を高めるという政策をにわかにどの政党も一筆書きこみはじめたが、本心からそれを考え、その理想のための個人や党の総力をつくすことを真剣に考えている政治家や政党があるだろうか。
— 秋田犬訪問記――秋田の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
その時、恭順は首を振って、これが他の動機から出た行為なら格別、一点の私心もない憂国の過慮からであって見れば、飛騨の方は心配するほどのことはあるまい、なお、田中不二麿からも飛騨有志あてに一筆書き送ってもらうことにしようと語った末に、言った。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
」「魚屋様は商人でのご名家、嘘偽りないお方、それゆえ現金は戴かずとも、必要の際にはいつなりとも用立て致すとお認し下されば、それでよろしゅうございます」「それはそれはいと易いこと、では手形を差し上げましょう」 サラサラと一筆書き記すと、それを乙女へ手渡した。
— 国枝史郎 『郷介法師』 青空文庫
さっそく一筆……といっても、お恥ずかしながら、文字をのたくるような器用なやつは生憎ここにはいあわさねえ」 よせばいいのに、とど助が、「よろしい、そういうことならば、拙者が一筆書きましょう」 アコ長が、膝をつついてよせと言ったが、とど助は、上機嫌でそんなことには気がつかない。
— かごやの客 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
子供たちは、紙とペンを使って一筆書きの遊びに夢中になった。
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この複雑な模様を、彼は見事な一筆書きで完成させた。
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一筆書きのイラストは、シンプルながらも表情豊かだ。
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