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分所

ぶんしょ
名詞
1
標準
文例 · 用例
『論衡』に雷が樹を打ち折るを漢代の俗天が竜を取るといったと見え、『法顕伝』に毒竜雪を起す、慈覚大師『入唐求法記』に、竜闘って雹を降らす、『歴代皇紀』に、伝教入唐出立の際暴風大雨し諸人悲しんだから、自分所持の舎利を竜衆に施すとたちまち息んだと出づ。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
時刻がくると小目付が侍頭と共に仮小屋の検分所へ入ってくる。
直木三十五 相馬の仇討 青空文庫
分所有の家屋妻子の所有とたりたらば、妻子はよもや今日々々の糊口には困るまじ(我死にて妻子を生かさん)精神病癒えなば死なずして吾又生きん。
甲賀三郎 支倉事件 青空文庫
この村での相当の地主だつたが十年程前に自分所有の田を埋めて普請をして今の商売をやり出したのだと云ふ赭ら顔の、頭の禿げた六十近い主人は、頬髯など厳めしく生やして、中風で不自由な足して、日向の庭へ出ては、悪戯好きな若い犬を叱りつけたりなどしてゐた。
葛西善蔵 浮浪 青空文庫
分所謂日常生活者も又この信心深い本来生活者(?
戸坂潤 思想としての文学 青空文庫
ですから、ただせっかくの調査に対しての申しわけだけに、おのおの、持場持場、自分所有の品々について吟味をしてみたけれども、なんら怪しむべきものを発見しませんでしたから、初霜が代表して、「御苦労さまでございます、長局の方には、一向に異常がございません。
年魚市の巻 大菩薩峠 青空文庫
またこの寺には一切経がないということを聞いて法然は自分所持の一切経一蔵を施入した処、住僧達喜びの余り老若七十余人華を散し、香をたき、幟を捧げ、蓋を※してお迎えをした。
中里介山 法然行伝 青空文庫
見るだけでいいのだから、なんとかしてくれというんだな……ご承知のように、東京俘虜収容所には、分所といって、日立と長野と新潟に支店のようなものがある。
久生十蘭 春雪 青空文庫