琉
琉
名詞
標準
文例 · 用例
盲人一流の芸者として当然の事なれども、触覚鋭敏|精緻にして、琉球時計という特殊の和蘭製の時計の掃除、修繕を探りながら自らやって楽しんでいた。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
たいまいの産地は、本邦では、小笠原、琉球、台湾などの南の諸地方だといふ話を聞いてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
どうしても、これは、小笠原か琉球のたいまいに、日本海までおいでになつてもらはなければならぬ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
謝源は派手な琉球絣の薄ものをたつた一枚身にまとひ、郭光の酌で泡盛の大杯をチビリ、チビリと飲んで居た。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
殊に両人ともまだ琉球のことばを忘れて居ないで、たやすく思ふまゝに言ふことが出来て居たといふことは謝源をムシヤウに嬉しがらせた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
偉いと言はれてもいくらか原始的な人種である琉球人たる謝源はその品を受け取つてしまつてからは、それを見たくてたまらなかつた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
たいまいの産地は、本邦では、小笠原、琉球、臺灣などの南の諸地方だといふ話を聞いてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
十九日の晩ちょうど台湾の東方に達した頃から針路を東北に転じて二十日の朝頃からは琉球列島にほぼ平行して進み出した。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫