瀟
瀟
名詞
標準
文例 · 用例
あっさり、すっきり、瀟洒たる心持でなくてはならぬ。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
そうして「いき」のうちの「諦め」したがって「無関心」は、世智辛い、つれない浮世の洗練を経てすっきりと垢抜した心、現実に対する独断的な執着を離れた瀟洒として未練のない恬淡無碍の心である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「当世顔は少し丸く」と西鶴が言った元禄の理想の豊麗な丸顔に対して、文化文政が細面の瀟洒を善しとしたことは、それを証している。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
直角的屈折を六回までもして「両己相背」いている亜字には、瀟洒なところは微塵もない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
なお一般に瀟洒を要求する点において、しばしば「いき」な模様と同様の性質を示している。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
却々瀟洒な不平だよ、高級でいらつしやいますね。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
旧館のほうはそれほどでもないが、新館はとても瀟洒な明るい建物だ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
装幀瀟洒な美本である。
— 太宰治 『パウロの混乱』 青空文庫