差し上る
さしのぼる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to rise (e.g. sun, moon)
文例 · 用例
海を越えたる百萬の大御軍の雄叫びは旗雲高くさしのぼる日にこそ勇めまのあたり。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
鹹涸川堰の下の葦むらに行々子鳴きて鳰はお堀に水路舟行二十日、再び沖端に帰りて、人々と共に楽しむと柳河まで小舟に棹さしのぼる。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
かくてさしのぼるに東のかたに山のよこをれるを見て人に問へば「八幡の宮」といふ。
— 紀貫之 『土佐日記』 青空文庫
人間生活への思意が複雑明瞭になって来る度につれて、さながらしずかにさしのぼる月の運行に準じてあたりの山野が美しい光に溢れて来るように、人間の美しい精神の輝きとしての責任の感情もひろく、深く、大きいものとなってゆくのである。
— ――そこにある判断と責任の姿―― 『女の歴史』 青空文庫
しずしずとさしのぼる旭は、霊峰富士の頂に、金色の光を放っているではないか。
— 平田晋策 『昭和遊撃隊』 青空文庫
〔欄外に〕 風おちぬ しづもる屋根に白白と 雪おもしろく月さしのぼる。
— 一九四四年(昭和十九年) 『日記』 青空文庫
青山という名のいわれは、夏山の峰の緑の木の間から、有明の月のさしのぼるすがたをいう。
— 第七巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
さしのぼる明るさや響や波動が内部に感じられるようでしょう?
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
東の空から、まもなく朝日が差し上るだろう。
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満月が山の端からゆっくりと差し上る様子は幻想的だった。
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夏の太陽がぎらぎらと差し上り、気温はぐんぐん上昇した。
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