隣交
りんこう
名詞
標準
文例 · 用例
亭主が二十七八で、女房はお徳と同年輩位、そしてこの隣交際の女性二人は互に負けず劣らず喋舌り合っていた。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
丹波様が」「それも親の気に入らぬ、一つの癖であったが、今更この道を思い断って竹刀を握るわけにも行かない」「成程ね」「それが、此処に住むようになってから、お隣交際で、何時の間にやら、若い娘達と懇意になり、お萩と祭に、歌を作ることを教え込み、この半歳ほど前から、折々に添削をしてやっているのだよ。
— 腰抜け彌八 『銭形平次捕物控』 青空文庫
これを以てかの長風に駕し巨濤を凌ぎて、千万里を電走し五大州に隣交するを視ては、豈にただに跛躄の行走と、行走の騎乗との譬うべきがごとくならんや。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
御提示の条件をもって、宿怨を水に流し、改めて、隣交の誼みを結び申そう」 と、筒井順昭は、一言に許した。
— 柳生石舟斎 『剣の四君子』 青空文庫
隣交遠計 尾濃の二州を併せれば、優に百二十万石の大国。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
一行で、どうお答えするか」「隣交遠計」「……隣交遠計と?
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
一面、岐阜の方の動きを見ると、藤吉郎の献策が用いられた結果か、いわゆる隣交遠計の方針が、その外交に活溌にあらわれだしていた。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
ようやく成人した主君をいただいて、信長と隣交をむすぶ一方、今川家の領をすこしずつ蚕食して、「これからだ!
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫