軽公
けいこう
名詞
標準
文例 · 用例
檜山横領の不義をたださんがため、相馬大作津軽公を討奪ったり」 群衆は、わーっと喚声を挙げた。
— 直木三十五 『三人の相馬大作』 青空文庫
歴代の津軽公は、参勤交代で江戸表への上下には、必らずこの二艘の手船で、津軽の海を超える慣例になっている。
— 宮本百合子 『津軽の虫の巣』 青空文庫
仍て愚生達も少年時代迄は、此地津輕公の、現に公園と成居る鷹場園の壕や、市内革秀寺池の蓮花の開くを見、且つ聞きに、早朝夜も碌に明ぬ内から出掛て往た者で、目下はどうかよく知ませぬが、愚生の幼時迄は、其を視聽する人達で、濠も池も一抔だつた事は、絶對間違ひのない事實で有ました。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫