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激湍

げきたん
名詞
1
標準
文例 · 用例
ただ私の見たところでは、この蘇川峡のみを以てすれば、その岩相の奇峭は豊の耶馬渓、紀の瀞八丁、信の天竜峡に及ばず、その水流の急なること肥の球磨川に如かず、激湍はまた筑後川の或個処にも劣るものがある。
北原白秋 日本ライン 青空文庫
激湍、白い飛沫の奔騰する観音の瀬にかかつて、船はゆれにゆれて傾く。
北原白秋 日本ライン 青空文庫
ただ私の見たところでは、この蘇川峡のみを以てすれば、その岩相の奇峭は豊の耶馬渓、紀の瀞八丁、信の天竜峡におよばず、その水流の急なること肥の球磨川にしかず、激湍はまた筑後川の或個処にも劣るものがある。
北原白秋 木曾川 青空文庫
激湍、白い飛沫の奔騰する観音の瀬にかかって、舟はゆれにゆれて傾く。
北原白秋 木曾川 青空文庫
あれほどに激湍渦を捲いた、維新の政治史に於て、われ/\は此の日本歴史に特有な美談佳話を探さうとするならば、他にもいくつも挙げられるだらう。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
また凄じく巴渦を巻いた激湍に花片が絵のやうに淀んでつかへてゐたさまを思ひ起す。
田山録弥 花二三ヶ所 青空文庫
木曾の溪山は十數里、其特色たる、山に樹多く、溪に激湍多く、茅屋村舍|山※水隈に點在して、雲烟の變化殆ど極りなきにありといふ。
田山花袋 秋の岐蘇路 青空文庫
上松を過れば、一|度遠く離れし木曾川は再び來りて路傍を洗ひ、激湍の水珠を飛ばし、奇岩の水中に横れる、更に昨日に倍せるを覺ゆ。
田山花袋 秋の岐蘇路 青空文庫