開堂
かいどう
名詞
標準
文例 · 用例
開香堂というのは、堂を開いて匪徒を募集することであって、顔のよく売れた幇匪の開堂には一時に百名|乃至二百名を収容し、新入匪は普通拝師金として十元開堂費六元合計十六元を収むる。
— 国枝史郎 『さまよう町のさまよう家のさまよう人々』 青空文庫
大親分になるとこうして一度開堂する毎に少くも千元の収入を見る。
— 国枝史郎 『さまよう町のさまよう家のさまよう人々』 青空文庫
馬徳坊の如き顔の広い親分の開堂する時は、外省の游民が船車でやって来て馬師を拝しその乾児実に万人余に及んだそうである。
— 国枝史郎 『さまよう町のさまよう家のさまよう人々』 青空文庫
正保元年、光尚は忠利のために護国山妙解寺を熊本城外に草創し、沢庵を聘して開堂供養を営もうとしたが、沢庵はこれより先、寛永十六年に品川の東海寺に入っていたので、同門の耆宿啓室座元を代らしめて住持となし、亡き道友の冥福を祈らせた。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫