椰胡
やこ
名詞
標準
yehu (bowed Chinese instrument with a coconut-shell body)
文例 · 用例
云へば平凡なこととなるけれど、あれやこれやの作品が、その読む人の人格といふ点で関連し合ひ、ひいては文学一般の了得が、その人なりに満足され、つまり、競技に勝つだけでなく、そのフォルムも自分にとつて決定的である筈のものが最後的に探索されねばならないのである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
アンチテエゼの成立が、その成立の見透しが、甚だややこしく、あいまいになって来て、自己のかねて隠し持ったる唯物論的弁証法の切れ味も、なんだか心細くなり、狼狽して右往左往している一群の知識人のためにも、この全体主義哲学は、その世界観、その認識論を、ためらわず活溌に展開させなければなるまい。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
云換れば、其の西欧二千年の文献の、そのあれやこれやが、誰かの口によつて少し唱へられさへすれば、人々はその方へドヤドヤと寄り、それを一通り見た頃にはもう飽き飽きしてゐたのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
前の句やこの句に現われている蕪村のポエジイには、やはり彼の句と同じく人間生活の家郷に対する無限の思慕と郷愁(侘しさ)が内在している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それゆゑ、この瘤取り物語から、日常倫理の教訓を抽出しようとすると、たいへんややこしい事になつて來るのである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
いかに龍宮の數日が陸上の數百年に當るとは言へ、何もその歳月を、ややこしいお土産などにして浦島に持たせてよこさなくてもよささうなものだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
それから後に気を付けて見ると同年輩の友人の中の誰彼の額やこめかみにも、三尺以上|距れていてもよく見えるほどの白髪を発見した。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
自分は踊りの事は何も知らないし、ましてやこんな西洋の足踏み踊りなどいったいなんのことだかちっともわけがわからない。
— 寺田寅彦 『映画雑感(※)』 青空文庫
作例 · 標準
中国の民族楽器を演奏するグループが、椰胡の独特な音色を披露した。
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椰胡の胴体はココナッツの殻で作られており、素朴で温かみのある音がする。
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旅先で見かけたストリートミュージシャンが、椰胡を奏でて哀愁漂う旋律を歌っていた。
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