新材料
しんざいりょう
名詞
標準
new material
文例 · 用例
西行のごときは幾多の新材料を容れたるところあるいはこの意義を解する者に似たれど、実際その歌を見ば百中の九十九は皆いつわりのたくみなるを知らん。
— 正岡子規 『曙覧の歌』 青空文庫
曙覧、徳川時代の最後に出でて、始めて濶眼を開き、なるべく多くの新材料、新題目を取りて歌に入れたる達見は、趣味を千年の昔に求めてこれを目睫に失したる真淵、景樹を驚かすべく、進取の気ありて進み得ず逡巡として姑息に陥りたる諸平、文雄を圧するに足る。
— 正岡子規 『曙覧の歌』 青空文庫
徳川時代の歌人がわずかに客観的趣味を解しながら深くその蘊奥に入るあたわざりしは、第一に「新言語新材料を入るるべからず」という従来の規定を脱却するあたわざりしに因る。
— 正岡子規 『曙覧の歌』 青空文庫
〔『日本』明治三十二年三月三十日〕 曙覧が客観的|景象を詠ずるは、新材料を入れたることにおいて、新趣味を捉えしことにおいて、『万葉』より一歩を進めたるとともに、新言語新句法を用いしことにおいて、一般歌人よりは自在に言いこなすことを得たり。
— 正岡子規 『曙覧の歌』 青空文庫
古句以外に新材料を探討せざるべからず。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
新材料を得べき歴史地理書等これを読むべし。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
もし能ふべくんば満天下を周遊して新材料を造化より直接に取り来れ。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
芭蕉・蕪村らが俳句を作るに、種々の俗語漢語を用ゐ新材料を用ゐて自由に詠みたりとて、そは下等社会を感化せんとにもあらず、また自ら下等社会の人間なるが故に俳句を作るといふにもあらず。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
作例 · 標準
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