準える
なぞらえる異読 なずらえる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to liken to
文例 · 用例
街角には踊りに準えるバンドの杭の打ち込まれる音が聞える一方に、フランスの各県から集って来た労働者の団体が三十万四十万と、檻のようなパリの中へ続続くり込んで来ていた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
」 と内藤夫人は陣容を準える為めに去年下半期の手当まで確かめたがった。
— 佐々木邦 『好人物』 青空文庫
あたかもすでに形あるものの上をなぞらえるがごとく、極めて淡々と無造作に描きわけてゆく。
— 上村松園 『砂書きの老人』 青空文庫
きれいな身なりをして化粧をした朝臣たちをたくさん見たが、緋のお上着を召した端麗な鳳輦の中の御姿になぞらえることのできるような人はだれもない。
— 行幸 『源氏物語』 青空文庫
それと同様に細胞の一粒一粒を人間の一人一人と見て、人間の全身を一つの大都会になぞらえると、脳髄はその中心に在る電話交換局に相当する事になる。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
彼は借金とりをラ・マンチャの紳士の水車の化け物に見たてて戦い、女房の妹を口説いてもトボソのダルシニヤ姫になぞらえる。
— 坂口安吾 『オモチャ箱』 青空文庫
スパイである、諜者である、という名よりは、詩仙堂の隠者になぞらえる方が聞きよくもあるし、当人の気持もいいというものです。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
西洋文学から得た輸入思想を便りにして、例えば銀座の角のライオンを以て直ちに巴里のカッフェーに擬し帝国劇場を以てオペラになぞらえるなぞ、むやみやたらに東京中を西洋風に空想するのも或人にはあるいは有益にして興味ある方法かも知れぬ。
— 一名 東京散策記 『日和下駄』 青空文庫
標準
to pattern after