もそっと
もそっと
副詞
標準
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文例 · 用例
翁はそこであらためて息を肺に吸い更え、もそっと上へ目度を運び上げて行った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
常の時ならばそれが当然であるが、今夜こんなに寝鎮まっているのをお徳はすこし不思議に思いながら、ともかくもそっと戸を叩くと、内では容易に返事がなかった。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
もそっとこれへ、ちょっと向うへ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
ただお伽めいた事のみ語って、自からその愚さを恥じて、客僧、御身にも話すまいが、や、この方実は、もそっと手酷い試をやった。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
目と目が合った瞬間おやと思って銀子は視線をそらしたが、栗栖もそっと俛むいて猪口を手にした。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
「もそっと前へ出ろ。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
……海も山もさしわたしに、風でお運び遊ばすゆえに、半日|路には足りませぬが、宿々を歩いましたら、五百里……されば五百三十里、もそっともござりましょうぞ。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
そのうちに、もそっと、その上にも清い目にして進ぜよう。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
作例 · 標準
この煮物は、もそっと醤油を足した方が味が引き締まるかもしれない。
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もそっと右に寄ってくれれば、集合写真に全員が綺麗に収まるんだけど。
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もう少し、いや、もそっとだけ時間をいただければ、完璧に仕上げてみせます。
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