浮かれ騒ぐ
うかれさわぐ
動詞
標準
文例 · 用例
いつも馬上の寛濶に、殿は伊達者のよい男、さぞや世間の取沙汰に浮かれ騒ぐも女なら。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
*5 バッカスに贄を捧げる バッカスはギリシア神話の酒の神であるから、それに贄を捧げるといえば、酒宴を催して浮かれ騒ぐこと。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
大きな宿屋には浮かれ騒ぐ者さえいなかった。
— 一つの追憶 『勇子』 青空文庫
歌う者、手拍子を叩く者、与太もンどもは、浮かれ騒ぐ。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
妙にぎくしゃく笑い、踊り始めて、急に浮かれ騒ぐ有り様は、最初の恐怖時のように激しくおぞましい。
— BEING AN ADVENTURE OF DRENTON DENN, SPECIAL COMMISSIONER 『ドレントン・デン特派員の冒険』 青空文庫
子供らしい喜びもなければ、同感の閃めきもなく、ただ酒の力がまるで魂のない自動人形を操る機械師のやうに、彼女たちに人間らしい動作を強ひてゐるだけで、ふらふらと酔ひしれた頭を振り動かしながら、新郎新婦の方へは眼を向けようともせず、ただ浮かれさわぐ群衆のあとについて踊つてゐるだけであつた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫