訳読
やくどく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
oral translation
文例 · 用例
それは訳読した漢文を原形に復するので、ノーミステーキの者が褒詞を得る。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
勿論西洋のものもそろそろ入って来ては居りましたのですが、リットンものや何ぞが多く輸入されていたような訳で、而して其が漢文訳読体の文になったり、馬琴風の文の皮を被ったりして行われていたのでしたから、余り西洋風のものには接していなかったのであります。
— 幸田露伴 『言語体の文章と浮雲』 青空文庫
渡瀬さんもそれからはかなり注意しておぬいの訳読を見ていてくれた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
ちっぽけな青春だよ」と、赧い顔をして言ったが、急にリーダーの訳読でもするような口調になって、「さくら井屋には旅情が漲っている。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
独逸語の訳読をやらされるときなど、いきなり三頁位先の方を読み出して、皆んなを面くらわせることもある。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
この間に私は安国寺さんにドイツ文の哲学入門の訳読をして上げる。
— 森鴎外 『二人の友』 青空文庫
そこで安国寺さんは哲学入門の訳読を、私にして貰う代りに、F君にして貰おうとした。
— 森鴎外 『二人の友』 青空文庫
勿論すぐに席を離れて、訳読して見ろと云う相図である。
— 芥川龍之介 『毛利先生』 青空文庫