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帯引

おびひき
名詞
1
標準
文例 · 用例
さあ、気に成ると心配は胸へ滝の落ちるやうで、――帯引占めて夫の……といふ急き心で、昨夜待ち明した寝みだれ髪を、黄楊の鬢櫛で掻き上げながら、その大勝のうちはもとより、慌だしく、方々心当りを探し廻つた。
泉鏡花 夜釣 青空文庫
こうなっては仕方がない、ゆり起して帰すよりほかに手段がないと、帯引きしめて兵馬は起き出して来ました。
みちりやの巻 大菩薩峠 青空文庫
此の急信は××年××月××日、午後三|時に屆いたので、民子は蒼くなつて衝と立つと、不斷着に繻子の帶引緊めて、つか/\と玄關へ。
泉鏡花 雪の翼 青空文庫
さあ、氣に成ると心配は胸へ瀧の落ちるやうで、――帶引緊めて夫の……といふ急き心で、昨夜待ち明した寢みだれ髮を、黄楊の鬢櫛で掻き上げながら、その大勝のうちはもとより、慌だしく、方々心當りを探し※つた。
泉鏡花 夜釣 青空文庫
飮み屋から、馬でも曳いて來たんぢやあるめえな」 それでも八五郎は、帶引締めて、十手を腰に、薄寒い師走の往來に飛び出しました。
掏られた遺書 錢形平次捕物控 青空文庫