盗人の昼寝
ぬすびとのひるね
表現
標準
there's a reason behind every action
文例 · 用例
これは熊楠も旅行中しばしば経験ある事で、入りもせぬ物を多く持ち来てくれるは至って親切なようだが、その実盗人の昼寝で宛込があるので、誠に返礼の心配が尋常でない。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
たとえば、夜、燭を秉って遊宴中、腰掛けを聯ねた上に数猴一列となって各の手に炬火を捧げ、客の去るまで身動きもせず、けだし盗人の昼寝で当て込みの存するあり、事終るの後|褒美に残食を頂戴して舌を打つ覚悟なんだ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
私は験しに下に降りて仰いで見たけれど、若しあの中に住む者があれば、囚はれ人か盗人の昼寝の洞にふさはしい――と思はれた。
— 牧野信一 『ダニューヴの花嫁』 青空文庫
七兵衛が昼寝をするということは、盗人の昼寝という本文に合致することだから、あえて異とするに足りないが、特にこの月見御殿の観瀾亭の床下を選んだというのは、どういう了見であるか。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
盗人の昼寝といってな、白昼、人の家に忍んで昼寝をする奴は油断がならねえ、名乗んな、尋常に名乗んな、名乗って出ればお近づきに一杯飲ませて上げるが、いよいよ狸とあってみれば、退治るよ」と言ったかと思うと、道庵がすっと立ち上って、屏風に向って歩み寄って来ました。
— 農奴の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
さわらぬがよい」 まるい眼を瞠り合って、牛の皮をかぶった盗人の昼寝でも見つけたように、取り囲んで固唾をのむ。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の奇妙な行動にも、盗人の昼寝というように何か理由があるはずだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「盗人の昼寝」とはよく言ったもので、彼の突然の辞職にも裏事情があるに違いない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
一見無意味に見えるその作業も、盗人の昼寝というように重要な意味を持っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash