海鷲
うみわし
名詞
標準
文例 · 用例
僕も愈よ来年は大学を卒業するというところまで漕ぎつけましたが、それに先立って、学徒海鷲を志願し、近く学窓を飛び立つことになりました。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
永い間苦学生としての生活を送って来た僕には、泳ぎつくように待たれた卒業でしたが、しかしいま学徒海鷲として飛び立つ喜びは、卒業以上の喜びです。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
学徒海鷲として雄雄しく飛び立とうとするその人に、こんな悲しい手紙を出してはいけないと思ったのだ。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
学徒海鷲を志願して航空隊へ入隊しようとするその人を見送る学友たちの一団ではないか。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
プロペラの止つた飛行機から降りて来たのは、いづれも、まだうら若い海鷲であつた。
— 坂口安吾 『真珠』 青空文庫
陸鷲や海鷲の若い人の中には劍道をやつてゐる人が非常に多いさうで、その人たちがいふのに、劍道で瞬間に斬込む呼吸も、敵の上空に行つて爆彈を落す呼吸もちつとも變らない。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫