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芳流

ほうりゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
馬琴の八犬伝を守田座の座附作者が脚色したのが大変な評判で、染之助の犬塚信乃の芳流閣の立ち廻りが、大変よいと云う人の噂でありましたので、私はまた堪らないような懐しさに責められて、守田座の木戸を潜ったのでしたよ。
菊池寛 ある恋の話 青空文庫
その中の一枚は八犬伝の一節で、犬塚信乃と犬飼現八が芳流閣の上で闘っておりますところで、今一つは阿古屋の琴責めの舞台面になっております。
夢野久作 押絵の奇蹟 青空文庫
あの芳流閣の一番頂上の真青な屋根瓦の上に跨って、銀色の刀を振り上げております犬塚信乃の凜々しい姿や、厳めしい畠山重忠の前で琴を弾いております阿古屋の、色のさめたしおらしい姿を、繰返し繰返し夢に見るので御座います。
夢野久作 押絵の奇蹟 青空文庫
その楠の板は木目が雲のようになっておりまして、その上に芳流閣の金の鯱鉾と青い瓦とが本物のように切りつけられておりました。
夢野久作 押絵の奇蹟 青空文庫
芳流閣の屋根から信乃と現八とが組打して小舟の中に転がり落ち、はずみに舫綱が切れて行徳へ流れるというについて、滸我即ち古賀からは行徳へ流れて来ないという説がある。
内田魯庵 八犬伝談余 青空文庫
娘は姉に向ッて言うには,「このごろ江戸で名の高い馬琴という作者の書いた八犬伝という本を読みましたが、その本に出る人で……」とかの犬飼犬塚の両犬士が芳流閣上より転び落ちて、つい行徳へ流れついたことを話して、その犬士の流されたところもここらであろうかなどと話しているうち、船は向うの岸へ着いた。
矢崎嵯峨の舎 初恋 青空文庫
塔の中へ三十人も連れて来ているんだ、屋根の上から飛び降りでもしなきゃ間違いもなく捕りますよ」 五重の塔の上の屋根が狭くて、残念ながら芳流閣ごっこは出来ませんが、その代り五階を完全に堅めさえすれば、曲者は羽がない限り、ここから逃げ出す工夫はありません。
怪盗系図 銭形平次捕物控 青空文庫
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芳流(かんばしりゅう)は、新舞踊における流派のひとつである。

出典: 芳流 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0