大鋸屑
おがくず
名詞
標準
sawdust
文例 · 用例
それどころか卓上に黒い塊、小さな泥玉があって、そこに大鋸屑のようなものがぽつぽつと。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
形はどこか角錐のようであり、なかは空洞らしく、おっしゃった通り大鋸屑が混じっているようで。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
さらに付け加えるなら、今朝僕は運動場へ出向いて、黒い泥が幅跳びに使う着地場に使われていると確かめ、標本を、選手の滑り止めにまかれた皮殻・大鋸屑とともに取り上げました。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
濡れた大鋸屑が、車庫のような混擬土の店先に散ばっていた。
— 宮本百合子 『氷蔵の二階』 青空文庫
しかし、食料品販売所では、床にまいた大鋸屑を靴にくっつけて歩道までよごす節季買物の男女の出入が絶えない。
— 宮本百合子 『赤い貨車』 青空文庫
靴の底を擦って皆が一歩一歩動いている石張床は、今に雪が降るようになると辷ってころばないために、入口の段々のところからずっと大鋸屑をまかれる。
— 宮本百合子 『広場』 青空文庫
雪でしめらされ、群集の湿気でむされる大鋸屑からは鼻のつんとするような匂いが立ちのぼって、午後の三時ごろからもう電燈の煌いている店内に、何とも云えず陽気な雰囲気をふりまくのである。
— 宮本百合子 『広場』 青空文庫
僕は行って見たが、結構山の中だよ」「木挽小屋に五年もいたんだから、大鋸屑の香がするなんて言われると困る」 と冗談を言って、僕は厭な暗合だと思った。
— 佐々木邦 『合縁奇縁』 青空文庫
作例 · 標準
例句