桃山
ももやま
名詞
標準
文例 · 用例
三 第二期の音韻 平安朝の初から、室町時代(安士桃山時代をも含ませて)の終にいたる約八百年の間である。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
豊太閤は、自己を朝鮮にまでも主張する性情に基づいて、桃山時代の豪華燦爛たる文化を致した。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
藤原時代の輪違模様、桃山から元禄へかけて流行した丸尽し模様なども同様に曲線であるために「いき」の条件に適合しない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
津田君はかつて桃山に閑居していた事がある。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
足利時代と、桃山時代と、どっちがさきか、知ってるか?
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
一方は下賤から身を起して、人品あがらず、それこそ猿面の痩せた小男で、学問も何も無くて、そのくせ豪放|絢爛たる建築美術を興して桃山時代の栄華を現出させた人だが、一方はかなり裕福の家から出て、かっぷくも堂々たる美丈夫で、学問も充分、そのひとが草の庵のわびの世界で対抗したのだから面白いのだよ。
— 太宰治 『庭』 青空文庫
桂子が家へ入つて行くと、小布施は階下の十二畳に桃山風の屏風を引き廻らして、中で床に臥つてゐた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
伏見桃山、千鳥の香炉?
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫