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晩鳥

ばんどり
名詞
1
標準
文例 · 用例
藁で板の樣に拵へたものを背負つて居るので何といふものかと聞いたら、此は「バンドリ」といつて此を當てゝ置けばどんな荷物でも背中が痛くないのだといつた。
長塚節 彌彦山 青空文庫
三河地方でも水恋鳥はヒョロローンと鳴くといい、岩手県南部においてもナンバンドリの啼く声は、ヒョウロローと聴えるといっている(『東磐井郡誌』)。
野鳥雑記 野草雑記・野鳥雑記 青空文庫
秋田県も一般にナンバンドリであるが、またその声によってテロロと呼ぶ土地も多く、角館附近ではテロロが鳴けば天気が好くなるというそうである(武藤鉄城君)。
野鳥雑記 野草雑記・野鳥雑記 青空文庫
ナンバンドリという名の行われている区域は、北は津軽の果にまで及んでいる。
野鳥雑記 野草雑記・野鳥雑記 青空文庫
鹿角郡などでも体が赤いからナンバンドリだといっている(内田武志君)。
野鳥雑記 野草雑記・野鳥雑記 青空文庫
その一つは雀の服装から出た名前で、高岡市のバンドリスズメがそれである。
野鳥雑記 野草雑記・野鳥雑記 青空文庫
バンドリとは藁で製した一種の蓑のことで、雀の毛の色とむくむくした様子とが、あたかもバンドリを着ているように見えたからそういうと考えられている。
野鳥雑記 野草雑記・野鳥雑記 青空文庫
今一つの例をいえばバンチクとバンチャは、明かにバンドリスズメの変化であり、そのバンドリは雀のことであったが、これが行われるには他の一方において、同じ富山県の北の方の境に近く、ババスズメあるいは訛ってバワスズムなどの語が流行していたことが、間接に声援していたものとも考えられる。
野鳥雑記 野草雑記・野鳥雑記 青空文庫