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足りとも

たりとも
表現
1
標準
(not) even
文例 · 用例
『間拔奴、見損やがつたか、汝、記憶えとけ、深川の芳兄いてで鳴らしたもんだい、手前達の樣な、女たらしに、一文たりとも貰ふ覺えはないぞ、ヘツ、どうだい、その面は、いやにキヨロツキやがつて、憚乍ら口惜しけりや腕ツコキで來い、白痴ツ』『女たらし』の一言に力を罩めて憤怒の焔燃ゆるが如し、果然彼には一物あり。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫
洗濯などには一滴たりとも使へはしないし、顔だつて二ヶ月も洗つた事は無いのだ。
葉山嘉樹 井戸の底に埃の溜つた話 青空文庫
〔六、〕銀河ステーション そしてジョバンニはすぐうしろの天気輪の柱がいつかぼんやりした三角標の形になって、しばらく蛍のやうに、ぺかぺか消えたりともったりしてゐるのを見ました。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
よしやこの縁を厭ひたりとも、野末の草花は書院の花瓶にさゝれん物か。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
もし叶ひたりとも、そは邪道にて、正当の人の目よりはいかに汚らはしく浅ましき身とおとされぬべき。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
長なる髪をうしろに結びて、旧りたる衣に軟へたる帯、やつれたりとも美貌とは誰が目にも許すべし。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
」と、雪枝がきけば、 老人、T「落ちぶれたりとも、 物部嘉助も、 武士の端くれ」 厳として言い放ち、T「忰が河原乞食に、 成り下ったと、 世間へ知れては、此の嘉助、 御先祖様に申訳立たぬ」 と云えば、 雪枝、まァと云った体。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
我々、うつしみの、現在の我々は、時間の世界のうちでは一瞬たりとも滿足できませぬ、又、そこに拘束せられてもをらぬ。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke ドゥイノ悲歌 青空文庫
作例 · 標準
「一分たりとも無駄にはできない」と、受験生たちは必死に参考書をめくっていた。
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たとえ一円足りとも、理由のないお金を受け取るわけにはいきません。
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この聖域には、何人たりとも立ち入ることは許されないという厳しい掟がある。
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足りとも(たりとも) — 幻辞.com