能文
のうぶん
名詞
標準
skilled in writing
文例 · 用例
馬融は博学能文の大儒にして、盧植、鄭玄皆其の徒なり。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
順も博学能文の人であったが、後に大江匡房が近世の才人を論じて、橘ノ在列は源ノ順に及ばず、順は以言と慶滋保胤とに及ばず、と断じた。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
然りと雖他日能文の士の出づるあらば、將に其人の任ならんとす。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
いかなる能辯能文の士なりとも、その描寫遺憾なきことを得ざらん。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
小坂部の腹では、能文のきこえの高い兼好に艶書を書いて貰って、見る眼も綾なる文章に限りなき思いを訴えてやったら、塩冶の妻の魂もおのずと揺らいで、たといその恋を容れるというほどの色よい返事はなくとも、せめては父の胸の結ぼれる解くほどの優しい慰めの返し文をうけ取ることが出来るであろう。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
多芸多才、能文達筆の氏にとっては、堂々たる本格探偵小説の長編に精力を集中するのがいちばん適しているのではないかと思う。
— 平林初之輔 『探偵小説壇の諸傾向』 青空文庫
後漢書の作者たる范曄は支那史家中、最も能文なる者の一なれば、其の刪潤の方法、極めて巧妙にして、引書の痕跡を泯滅し、殆ど鉤稽窮搜に縁なきの恨あるも、左の數條は明らかに其馬脚を露はせる者と謂ふべし。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
」 かう云ふしんみりした物語りをしてゐるところへ、雪の屋といふ雅號の淺井能文がやつて來た。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
作例 · 標準
彼は能文の誉れ高く、多くの随筆を世に残した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
若い頃から能文の才があった彼女は、作家として大成した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の能文は読む者を惹きつけ、深い感動を与える。
幻辭AI · gemini-2.5-flash