締め殺す
しめころす
動詞
標準
文例 · 用例
葉子は気が遠くなるように思いながら、締め殺すほど引きしめてくれと念じていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
金魚を二匹締め殺す。
— 北原白秋 『とんぼの眼玉』 青空文庫
」「そんなら、君だけを僕が締め殺すと云ったら?
— 豊島与志雄 『悪夢』 青空文庫
かりにも江戸者に似合わねえしみったれな奴だ、と見ていると、ようやくお得意を一軒くわえたと見え、三味線がシャラシャラと鳴り出して、「御安直なるいずれも様に、弁じ上げます標目の儀は、薩摩嵐か西南の太平記……」 軍鶏を締め殺すような声。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そして、しまいに、母親を締め殺すんだ。
— POIL DE CAROTTE 『にんじん』 青空文庫
子供の力でも締め殺すことができるような無力な木々彦であったのである。
— その九 覆面屋敷 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
役にたつ奴なら、締め殺すのではなかったのですが」未亡人は未亡人で、心の落ちついたときには、なんとか気を変えようと試みる。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
クリストフは憤怒のあまり蒼くなり、恥ずかしくなり、亭主や女房や娘を、締め殺すかもしれない気がして、驟雨を構わず逃げ出した。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫